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ちょっかい

「俺はいくつなんだ?」ため息をもらしがら机に突っ伏す。
またやらかしてしまった。どうしても素直になれず、ちょっかいばかりだしてしまう。
それもこれも、アイツとは小学生の頃からの付き合いのせいだ。小学生のときに好きになってしまったものだから、アプローチの方法を変えられない。というか「わからない」
中学の同窓会、せっかく1年ぶりに再会したというのに何も進展させることができなかった。前回の反省をまるでいかせていない。今回も同じ反省をする。この繰り返し。次こそはうまくやりたい。いい大人にもなって悩みは学生のときのままだ。

夏休み、実家に帰省する時期を互いに調整し、仲間で酒を飲む約束を取り付けることができた。
俺のことをもアイツのこともよく知っている友人に帰省早々に相談してみた。
コイツと導き出した答えは言わずもがな、「好きだ」とアイツにはっきり伝えることだ。それにコイツにしてみるとアイツもうすうす俺の気持ちに気づいているという。だからこそ俺のちょっかいにもそこまで嫌がらず甘んじて受けているらしい。脈アリだとも言う。
そこまで言われたら自信も少しは付く。コイツも飲み会には参加し、俺のことを見届けてやると言ってくれている。
ーよっしゃ、いっちょやってみましょうか!骨は拾ってくれよな。

飲み会は失敗に終わってしまった。というよりも上手く行ったのか覚えていないのだ。意気込んで戦地へ乗り込み、景気付けに酒を飲み過ぎてしまった。何をしゃべり、何をしでかしたのか頭から吹き飛んでいる。目が覚めた今、自室のベットの上にいる。とりあえず自宅に帰れたことには安心した。
見届けるといった友人に急いで携帯電話をかけてみた。といっても、もう正午は過ぎてしまっているのだが・・・。
友人は一言「いいもの見せてもらったよ」笑いをこらえている様子だった。「いいもの?どっちだよ?」しかたない、アイツに直接聞いてみるか・・・聞くしかないのか・・・。脈アリ、信じたいな・・・。

「酔いにまかせて言い寄ってくるのは最低だよ」この言葉を皮切りにさんざん責め立てられた。ありがたいことに俺がしでかしたことをつぶさに説明してくれた。耳を塞ぎたくなることばかりで生きた心地がしなかった。だから最後の言葉を危うく聞き逃してしまうところだった。「次はシラフで来なさい」と。
「それって・・・」言い切る前に電話は切れてしまった。けど思いを切られはしなかった。チャンスは残った。残してもらえた。

クソ!今回もちょっかいをかけることしかできなかった。もちろん事前に何度もシュミレーションを繰り返し対策も万全に整えていた。整えていたはずだった。なのにアイツの顔を見るとついちょっかいをだしてしまった。なんでこうなるかなぁ。
アイツはあきらめたようにフッと笑い「ほんとアンタは小学生の頃から変わんないね。ーそれもいっか。この関係、嫌じゃないよ」

結局ちょっかいは止めることができなかった。でも、案外このままが一番いいのかもしれない。先に進みたい気持ちはもちろんあるが、今は心の中にそっとしまって置いたほうが良さそうだ。いつか取り出すこともあるかもしれないそのときまで。


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